ムハンマド上田/ バンドマスター
- エジプトに住みたいと思ったエピソードやエジプトの魅力を教えてください
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仕事場に、日本よりもこちらを選んだのですから、理由はたくさんありますよ。まずは、日本から訪れた人が必ず言う、「天気の心配が無い」ですね。これだけでも住む価値ありますよ。だって、ずーっと毎日晴れ。気温40°超の長く暑い夏は辛いですが、エアコン無しでも天井ファンがあれば凌げるし、洗濯物は干した先からカラカラ。24時間、蛇口からいい感じのお湯が出続けます。雨は12月1月2月の3ヶ月間で4〜5日程度のスコールのみ。汚れるので降り始めに要注意。春先には、ハマシーンと呼ばれる砂嵐もありますが、これも全身埃まみれになるだけで、死ぬほどでは無い。日本のほうが、確実に自然災害が多い。エジプトの友人に「なんでそんな過酷な所に住んでるの?」と、よく聞かれます。
次の理由は、「自由でチャンスがある」ですね。私の様に50歳をとっくに過ぎた異邦人のミュージャンにも、十分チャンスがあるんです。私が東京でバンドやりながら、ドラマーとして仕事をし、十分に「食えた」のは、だらだら勤続30年間で6ヶ月程度。その他の時期は必ずバイトしてました。
それが、カイロに住み始めてからひと月で、大スターに拾われ、約一年。大して活躍はして無かったにも関わらず、辞めた後も、外見で得をしてるのか?、すぐに他のグループが雇ってくれます。いまだと、一晩に2〜5軒に出演で、休みはラマダーン月の30日間と、他は月に一度あるか?無いか?。1日平均3ステとして、330日稼働で、一年に1000ステージ消化、は、決して多いほうでは無く、普通。こちらは、日本の10年を一年で体験できるんです。22時からのステージは、開店直後でお客さんがほとんどいない。それで、昨日メッセージで送られて来た曲を、すぐやる。歌手はスマホ片手に持ちながら、歌詞見て歌う。公開リハーサルですよ。ほぼ消化試合ですが、参加しておけば給料は出るし、こんなんでもチャンスです。仕事に行きさえすれば、必ずできるのが、歌の勉強。学びのチャンス。外人の割には詳しいほうですが、知らない曲も多い。そうなると、探り探りの演奏になるので、どうも楽しくない。だから、楽しくなるために、と同時に情報的不安を無くすために、曲を覚えるんです。できれば歌えるようになるまで。1000ステージもやっても、覚える意思が無いと覚えませんから。それに、度胸もついて、トラブルにも強くなる。これにもエピソードがたくさんありますよ。習うより慣れろ、です。これもまた、直接お伝えします。まだまだ続けますよ。
次は、これもちょっと観念的、哲学的な感じになってしまうのですが、「生きている感じがする」です。日本でもその感じはありましたが、こっちに住んでる方が、たくさん感じますね。毎日仕事があり、承認欲求が満たされているのかもしれません。パート上は、私が行かなくても、グループの演奏にほぼ支障がない。ちょっと気に食わない事が有ると、すぐにステージから降りて欠勤する「わがままキャラ」で通ってます。何処でもそうですが、「いい人」だけではやっていけません。その別キャラ設定を頑張っているのが「生きている感じ」なのかも知れません。
天気以外は仕事に関してだけ述べましたが、エジプトの魅力は、まだまだ言い足りません。それは第二回目に残しておきましょう。もちろん、次は、良くない所も、、、
Karam Farghaly/ モトリブ(歌手)
Higher institute of arabic music academy of artにて歌とナーイを学び修める。 卒業後、歌手・ナーイ奏者としてのキャリアをスタート。多数の有名ダンサーの専属ボーカルを務める。
- 1991年〜1996年
- Aida Nourの専属歌手として音楽のキャリアをスタートする。
- 1996年〜1998年
- ブラジル人ダンサーKamelia専属歌手
- 1998年〜2001年
- アルゼンチン人ダンサーAsmahanの専属歌手
- 2001年〜2003年
- エジプト人ダンサーLucyの専属歌手
- 2004年〜2010年
- アメリカに渡り、ニューヨークとバージニアのバンド歌手として活躍
- 2010年〜2016年
- エジプト人ダンサーDINAの専属歌手として世界中を廻ると同時期にタブラ奏者Sherifと一緒にバンドを作り日本、中国、韓国、台湾、マレーシア、タイなど世界中のフェスティバルに招かれてバンド活動をする。 そして世界中のダンサーの為に多数のベリーダンス音楽を作り絶賛される。
- 2016年〜2018年
- ブラジル人ダンサーSoraiyaZaiedの専属歌手を2年間務めた後、日本の大阪に移住。来日後も多数のイベントに出演し、多数のベリーダンス音楽を作成しMina SalehのCD作成も行う。また歌とナーイの指導を行う。
及川景子/ カマンガ(ヴァイオリン)
音楽の源流、魂の音楽をもとめ、たどり着いた中近東の音楽手法に傾倒。
岡洋子氏にクラシック・ヴァイオリンを師事。チュニジアのベシール・セルミ氏、エジプトのサード・ムハンマド・ハサン氏およびアブド・ダーゲル氏に、アラブ・ヴァイオリン奏法とアラブ古典音楽理論を師事。
自らライブコンサートを企画、またアラブ音楽ユニット「千と一夜(セントヒトヨ)」「ソート・アン・ニール(ナイルの音)」で活躍するほか、オリエンタルダンスと音楽のユニット「月の砂漠tsukinosabaku-」「千夜一夜物語」などで踊りと音楽のコラボレーションを展開。
また、オリエンタル音楽 のCD解説、各種レクチャー、DJやヒューマンビートボクスとの共演などで幅広く活動しながら、オリエンタル音楽とヴァイオリンの表現の可能性を発信。
近年は毎年、エジプト、チュニジア、モロッコ、フランス等に足を運び、研鑽と演奏の旅を重ねている。
フランス/パリ
- 2011年5月
- カメリアオリエンタルダンスショウ "Souffles d' Orient" (Theatre Espace Paris Plaine)にユニット「月の砂漠-tsukinosabaku-」で出演。
- 2014年5月
- カメリアオリエンタルダンスショウ "La Liberte de la Dance" (Theatre Espace Rachi.)に、ダルブッカアブダッラー氏と出演。
モロッコ/シェフシャウエン
- 2014年6月
- カメリアによるリトリートワークショップにて、アラブ音楽についてのレクチャー。
エジプト/カイロ
- 2011年8月
- サード・ザグルールカルチャーセンターにて演奏。
- 2013年6月
- 「千と一夜(セントヒトヨ)」アラブ音楽コンサート(オペラハウスシネマセンター)
- 2013年6月
- 「千と一夜(セントヒトヨ)」アラブ音楽コンサート (サキアカルチャーセンター)
- 2014年12月
- ハニー・モルガーンとスーフィーの楽団とともに、「千と一夜(セントヒトヨ)」コンサート(エジプトオリエンタルカルチャーセンター)
- 2015年1月
- ハイリ・アメル教授の指揮のもと「千と一夜(セントヒトヨ)」コンサート(ヘルワーン大学)
- 2015年1月
- ハニー・モルガーン氏、森理名氏と「千と一夜(セントヒトヨ)」コンサート(カイロアメリカン大学)
- 2017年11月
- 「ソート・アン・ニール」 ミュージックライブ(エッサウイカルチャーウィール)
- オリエンタル音楽の魅力について教えてください
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オリエンタル音楽と括るともはや大変幅広いですが、私の演奏の中心である「アラブ音楽」という範疇だけでも、多種多様な地域性や民族性を内包し、千年を超えた歴史を持つ豊かな音文化の世界です。やはりなんといってもその果てしないともいえる豊かさは、魅力の鍵であると思います。
長い時間をかけて、広い地域の中で育まれ、無数の人々によって愛されてきた音が、今この瞬間に生きて伝わっている。その音を自分が学んで演奏していくほどに、なんとかけがえのないものを自分は今受け取っているんだろう、という感慨に、静かに圧倒され続けています。現代西洋の音楽よりも微細な音による旋律表現と、多様なリズムの躍動、さらには、そこに詩歌に伝わる言葉の力が加わった三位一体。それがライブで奏者と観衆との一期一会の中で一点に凝縮される時、アラブ音楽は常に新しく生み出され、その都度完成されては消えていきます。この悦楽のサイクルに、人が太古の昔から音を通じて得てきた魂の栄養が充満しています。
私にとってのオリエンタル音楽の1番の魅力は、やはりこの無尽蔵の豊かさを、音を通じて分かち合うことです。
秦 進一/ カマンガ(ヴァイオリン)
- 秦さんのヴァイオリンの音色は心に響く美しさですが、演奏するときに大切にしていることを教えてください
- 力を抜いて弾く事は大切にしています。音色も柔らかくなりますし、特にアラブ音楽は力入ってると雰囲気出ないと思うのでなるべく楽に構えて弾くようにしています。そうすれば周りのミュージシャンと演奏を楽しむ余裕も出来て一体感のあるいい演奏になるんじゃないかなぁと思っています。たぶんね笑 豪華な大編成での演奏を今から楽しみにしています!
木村伸子/ カマンガ(ヴァイオリン)
桐朋学園大学名誉教授・石井志都子に師事。1998年より東京大学フィロムジカ室内管弦楽団、2002年より東京大学バストラーレ室内管弦楽団に所属。2009年、カイロ大学留学中にアラブ音楽に出会い、エジプトの伝説的ヴァイオリニスト、アブドゥ・ダーゲルに師事。同時にカイロ大学でアラブ音楽理論の研究も進める。
帰国後、2013年にアラブ音楽アンサンブル「ソートアンニール」、2017年に「ヴォイス・オブ・ザ・ナイル」を結成。また、アラブ音楽理論について早稲田大学、立教大学、中部大学等で講演。その他、各地デ演奏や講演活動多数。
論文「サフィー・アッディーンの音楽理論書における音組織: 十七不等分音階と協和音程」『史観』2015.
加藤吉樹/ ウード
アラブ特有の即興演奏(タクシーム)に魅せられ、ウードをはじめる。
日本で常味裕司氏に師事。
カイロにてDr.Khairy Amer、Hesham Essam氏に師事。
またイラク人ウード奏者Naseer Shamma氏の主宰するウードハウスで学ぶ。
トルコウードをYurdal Tokcan氏、Necati Çelik氏に師事。
2013年以降からはエジプト各地やモロッコでも公演を行っている。
- 2013
- El Sawy Culture Wheel, Cairo,Egypt
Cairo Opera House small hall, Cairo,Egypt - 2014
- Helwan University, Cairo,Egypt
- 2015
- Helwan University, Cairo,Egypt
Hotel Les Idrissides, Marrakech,Morocco - 2017
- El Sawy Culture Wheel, Cairo<
国内では「しんきちさん」、「セントヒトヨ」、「ガダー・アッルーフ」「Rüsva」他、多数のユニット、ソロで全国各地で演奏している。テレビ番組音源でのレコーディングやラジオなどへの出演もしている。
2017年12月、各方面で活躍する7名のミュージシャンをゲストに迎えた全曲オリジナルのアルバム「海辺の町」をリリース。
https://www.oudyoshiki.com/"
- ウードの特徴と魅力について教えてください
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ウードは日本の琵琶とルーツを同じくする、ペルシア起源の弦楽器で、1000年以上もの歴史があると言われています。
現在はアラブ諸国、イラン、トルコ、ギリシャ、及びその他周辺の広範囲の地域で弾かれています。
アラブ音楽のメロディの理論を考える時に使われたと言われているウードはアラブ音楽には欠かせない重要な楽器です。
また、ウードが西洋に渡り、リュートという楽器が生まれました。リュートはギターの元になった楽器なので、ウードはギターの遠い祖先ともいえます。
同じ弦を2本ずつ張る、複弦という方式で弦が張られています。5つのペアと最も低い音の弦が単弦の6コース、合計11本で張られることが多いです。リーシャと言われる細長いバチで弾きます。
アラブ音楽では低い音域を担当することが多く、ふくよかなボディから生まれる豊かな音色が魅力的です。またリズミックにも曲線的もメロディを奏でることが出来る表現力の豊かさも魅力です。
鈴木未知子/ カヌーン
マリンバ奏者として、地元船橋市主催のリサイタルを行うなど、多方面で演奏する。その傍ら、コンクールの審査員を務めるなど、指導者として後進の育成にも力を注いでいる。
また近年では、カーヌーンの演奏家としても活動し、ユヌスエムレ東京(トルコ文化センター)の研修生として 2017 年に短期渡土し、Atilla Akıntürk 氏に師事。トルコ古典音楽を学ぶ。
ベリーダンスショーから大使館の公式演奏まで日本国内で数少ないアラブ音楽家として活動する。
サウジアラビア、ドバイ、トルコなど中東諸国を始め、フランス、ドイツ、韓国、台湾など、国外でも幅広く精力的に活動している。
ユヌスエムレ東京トルコ文化センター、カーヌーン講師。名古屋・大阪でもカーヌーン教室を定期的に開講し、カーヌーンの輪を広げている。
- カヌーンとの出会いと魅力について教えてください
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中東に興味を持ったのは高校生の時見たトルコと日本の友好のドキュメンタリーを見てからです。その時見たベリーダンスが忘れられず、大学では西洋打楽器を専攻しながら、民族打楽器のクラスでダルブッカを担当していました。
卒業後、ベリーダンスを習いたくて行ったショーで、カーヌーンを勧められるがまま始め、今日まで演奏しています。
カーヌーンの魅力はその華やかで煌びやかな音色と、左側にあるレバーで中東独特の微分音を出せるだけでなく、様々な国の音楽にも対応出来ることです。
ソロでも演奏することは可能ですが、アラブ音楽では特に、オーケストラの中でも甲高く響く高音のトレモロ(連打)が、儚くも美しいスパイスとなって分厚いサウンドと混じり合う音色が魅力的だと私は思います。
平地 正憲/ キーボード
幼少期に鍵盤楽器に出会い作曲・演奏家の松尾泰伸氏に師事。
数々のバンドでキーボードを担当する。
M2k bellyband 他、ベリーダンスミュージックを軸に多方面で活動中。
- アラビックキーボードの特徴と魅力を教えてください
- まず大きな特徴としてはアラビア音階が瞬時に出せる事です。ベリーダンスの音楽は主に中近東の音楽です。微分音と呼ばれる白鍵と黒鍵の間の音が使用されます。 あまり聴き馴染みが無いかもしれませんが、美しく、壮大な音楽です。 生楽器のオーケストラに、数々の音色が奏でられる「アラビックキーボード」という現代のテクノロジー楽器で華を添えます。是非お楽しみください。
掛橋誠一 / キーボード
経歴 1992年 ロックバンド『RUDIE MIDNIGHT RUNNERS』のキーボードとして、BMGビクターよりメジャーデビュー。 クリエーターとして、映画、ビデオ、CM、TV、ゲーム、etcに数多く楽曲提供。
- 演奏しているときに一番楽しいことは何ですか
- 演奏中は、 グルーヴ、アンサンブル、バランスなどでバッチリいってると感じた時は非常に楽しいです。
テディ熊谷/ サックス&フルート
演奏する音楽は基本的にジャンルを問わずが理想ですが、オリエンタルを含め民族音楽はやはり難しいです。
楽器もぼくの場合は民族楽器ではなく西洋楽器をそのまま演奏しますから。
普段はポピュラー音楽全般です。
昨日は日本人の女性歌手のサポート仕事でポップス系歌謡曲、ラテン曲から演歌まで。
来週はまた別の歌手たちとミュージカルナンバーなども演奏します。
インストのファンクバンドなどもやってます。
オリエンタルはウードとダルブッカ&ベリーダンスでコンスタントに月1でショーをやってましたが、コロナで1年半程休止中です(😣)
上村佳弘/ エレキギター
1996 ソロアルバム 『Strange Particle』
モーターショーHONDAブース 映像音楽担当
スタジオワーク CM アニメ ディナーショー ‥
2015〜 ムハンマド上田氏の依頼で 東京イフティファール参加
安藤亮輔/ ベース
ロック、ポップス、ジャズ、ロマ、オリエンタル音楽など、ジャンル・形態にとらわれない様々なレコーディングやセッションに参加。
その場の空気感を大切にした演奏で様々な音楽シーンを彩る。Alladeen、Libera cielo、S.T.U.のメンバーとしても活動中。
フットワークの軽さを武器に、関東、東北、関西、九州など全国各地でのライヴ活動も行っている。
- アラブオーケストラの中でのベースの魅力、ここを聞いてほしい、感じてほしいというポイントを教えてください
- アラブ音楽に限らず、ベースは音楽の向かう道筋を示していくという大切な役割があります。オーケストラの中では、リズム楽器でありメロディ楽器でもある立ち位置から、パーカッションとともに音楽の根幹を支え、時にフロント楽器と共にメロディを奏でていきます。 ベースが生み出す音楽の"うねり"とダンスがどう結びつくのが、ぜひ体感してください。
永田充/ タブラ(ダラブッカ)
- アラブ音楽のリズムの特徴や面白さを教えてください
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アラブ音楽ではリズム体系は「イーカー」と呼ばれ、低音と高音の組み合わせ方によって多種多様なイーカーが存在しています。一曲の中に複数のイーカーが含まれ、その変化によって曲調がドラマティックに演出されるのが醍醐味に感じる部分です。また、イーカーは様々に装飾を加えて演奏され、作曲者や奏者の創意工夫によってさらに深い味わいが出せるのも魅力です。
私は最初ドラムと和太鼓の演奏活動をしていて、その関係で各地の民族芸能の方々と一緒になる機会が多く、その中でタブラに出会いました。「やってる人がいないから、今始めたら関西でナンバーワンになれるよ」という誘い文句も当時非常に魅力的でしたが(笑)、その出会いは私のリズム観を大いに変えるインパクトとなります。
それまでは「土台」である事や、「支える役割」のイメージが強かったのに対して、タブラはイーカーによって音楽のアクセルとブレーキをコントロールし、聴き手の気分を高揚させたり落ち着かせたり、こんなに積極的に表現に貢献するものなのかと驚き、どんどんリズム表現の奥深さにのめり込んでいくに至ります。
ぜひ皆様にもリズムの情感に身を委ねて、アラブ音楽を存分に楽しんでいただけるよう、演奏に務められたらと思います。
アブダッラー/ タブラ(ドホラ)
エジプトの太鼓に魅せられ、学生時代から現地をバックパックで放浪。放浪中に出会った村の司祭Hamada Fafmyの勧めを受けてムスリムに改宗。2008年より1年間エジプトのカイロで暮らし、現地の埃と騒音と音楽にまみれる。アラブ諸国で現地の音楽家達と公演を重ね、音楽、言語、宗教について学びながら日本人ムスリムとしての音楽表現を日々探求中。現在アラブ歌謡をkaram farghaly氏に師事。Arbaa Tabbaliin, Tabla kwaiesa, Voice of the Nile club,エレキウード&ダルブッカ探検隊などで活動。
- アラブ音楽で使われる打楽器の種類と特徴を教えてください。
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アラブ音楽のリズム隊が用いる打楽器は主にダルブッカ、ドホラ、ダフ、レク、サガットの5種類です。その中でも特に花形楽器となるダルブッカは、多彩な音色と力強いビートが特徴で楽団やダンサーを導くリード楽器の役割も果たしています。
エジプト人は太鼓のリズムに合わせて歌うのが大好きです。現地のカフェやタクシーの車内で、おじさんが太鼓代わりになるようなものを叩きながら、気持ちよさそうに歌い出す光景をよく見かけます。
時に歌や踊りに寄り添いながらも、楽団全体をひっぱっていくダラブッカのパワフルでメロディアスな音色をお楽しみください。
UG/ ドフ
https://handbestst.wixsite.com/mysite
- アラビアンパーカッショングループ"タブラクワイエサ"について教えてください。
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タブラクワイエサのメンバーはリーダーのムハンマド上田がエジプトに行ってしまったんですが、リーダー代理の空中紳士を中心に勢力的に活動しています。
最近では若いメンバーも加入して賑やかな感じです。
自分が加入したのは2007年なので結成秘話は分からないですが2000年にムハンマド上田と地主大介氏がエジプトカイロで出会ったのがきっかけらしいです。
今年中か来年初頭には3rdアルバムをリリースです!
タブラクワイエサの魅力は大人数で爆音で叩くってとこですかね。
キャッチコピーは「お祭りアラブパンク」‼
濱元智行/ レク(タンバリン)
- レクとの出会いと魅力について教えてください
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①出会い
師匠に『お前いけそうだからレクやってみるか?』と勧められたので
②魅力
持ち方や叩き方で実に多彩な、ときにはドラムセットのような表現ができるところ。
あと小さいので持ち運びが楽なところ。